【コラム】「アシタノイチカワVol.5」に参加して「グリーンインフラ」について話し合いました(2026年3月21日)

コラム

「明日の市川」について、みんなで考え、みんなで話し合いましょう――そんなコンセプトの勉強会と交流会を兼ねた連続シリーズ「アシタノイチカワ」。

昨日、2026年3月21日、全日警ホールの第3会議室で、通算5回目となる「アシタノイチカワ」が開催され、筆者も参加しました(半分はスタッフとして、半分は参加者という立場で)。

この連続シリーズは、「いちかわCNネットワーク」と「市川市」が、各回を交互に主催するという独特な方法で運営されています。フリースタイル市川の複数のメンバーも「いちかわCNネットワーク」に参画しています。

※いちかわCNネットワーク:CNはカーボンニュートラルの意味で、市川市で、気候変動をはじめ、環境問題や自然保護など、CN関連領域で活動する団体や個人から成る、ゆるやかなつながりです。公式ウェブサイトはこちらです。https://ichikawa-cnn.jp/

「アシタノイチカワVol.5」の開催報告は、いちかわCNネットワークのウェブサイトに近日中に公開されることを期待して待ちたいと思います(ので、本稿では網羅的なことは記さず、参加して話し合ったことや考えたことを紹介します)。

今回のテーマは「グリーンインフラ」でした。

グリーンインフラの定義を調べようとしても、一意に定まっている感じではないように感じられるので、具体的にどのようなものがグリーンインフラに含まれるのかを見る方が掴めると思い、事例集を見てみました。

グリーンインフラ官民連携プラットフォーム「グリーンインフラ事例集」
https://gi-platform.com/archive/example

ちなみに、上のページから閲覧できる事例集の最新版(令和7年3月版。352ページもあります!)には、「グリーンインフラとは」について、こんな風に書かれています。

グリーンインフラとは、社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取組です。

出所:グリーンインフラ官民連携プラットフォーム企画・広報部会「グリーンインフラ事例集(令和7年3月版)」

ちなみに、国土交通省の「グリーンインフラ懇談会」の第1回(開催日:2025年2月4日)の議事概要を読んでみると、委員の皆さんがグリーンインフラをどのように定義づけるかなどを検討している過程がわかり、大変興味深いです。

この懇談会は、確認できる最古のもので、2018年12月に開催されているようなので、これまでの歩み、議論の過程を確認したい方は、チェックしてみてもよいかもしれません。

国土交通省
グリーンインフラポータルサイト内「グリーンインフラ推進戦略」
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000017.html

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さて、「アシタノイチカワVol.5」では、2名の講師から講演をしていただき、参加者は、グリーンインフラの基本や、市川市におけるグリーン(森、緑地)の実態などを学び、考えました。

講師は、大沼あゆみ氏(慶應義塾大学経済学部教授、グリーンインフラ学会共同代表)と、小黒久美子氏(市川の森と植物のローカリスト、市川山季の会 事務局)でした。

講師のお話の内容は、先述の通り、いちかわCNネットワークのウェブサイトに掲載される予感がするので、お二人のお話内容に興味がある方は、まだかな?まだかな?記事はまだかな?と、このサイトをチェックしていただけると、きっと近いうちに公開された記事を目にすることができると思います。

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ところで、「Vol.5」に参加した私は、同じグループ(6グループに分かれて着座し、1グループは6名程度でした)、同じグループのメンバーと語らいながら、「Vol.2」で聴いたことと、それに関連して書いた記事のことを思い出していました。

2025年5月18日に開催された「アシタノイチカワVol.2」で基調講演をしてくださった建築家の竹内昌義氏(「みかんぐみ」の活動でも知られています)は、講演の中で、フランスの首都、パリのまちづくりについて紹介してくれました。

パリでオリンピックが行われた後、街路樹の本数を増やしているそうで、それとあわせて、都市中心部への自動車の乗り入れを減らすために、自動車用の車線を削減し、歩行者と自転車に空間を割り当てているそうです。

そんな紹介をした後で、竹内氏が話した「文明国では都市に木を植えています」という言葉は、とても印象深いものでした。

竹内氏の話の内容は以下の記事に掲載しています。

アシタノイチカワVol.2の開催レポート(いちかわCNネットワーク)はこちらです。
https://ichikawa-cnn.jp/ashitanoicihkawa_250518/

また、「Vol.2」に参加した際に参加者と話したことや、それを踏まえて考えたことを綴った記事もあります。

話がアッチにいったりコッチにきたりしていますが、昨日参加した「Vol.5」の話に再度戻りますと、ワークショップで、同じグループのメンバーと、市川市のグリーンインフラ整備、充実のために、どんなことをしたいか、自分は何ができるか、という話をた際、「Vol.2」を踏まえて調べた事例のうち、オーストラリアのメルボルンにおける取り組みを思い出し、何名かの人に説明したのですが、上手には伝えられず、相手の方(5名ほどいました)は、ややエキサイトした面持ちの私から、いきなりメルボルンの話をされて面食らっていましたね。すみませんでした。

私が周りの人たちに、この取り組みが面白いから市川市でもやりたいと思う、というほとばしる気持ちを伝えたのは、メルボルンにおける「木にメールを送れる仕組み」でした。

参考記事:greenz「住民が緑や自然を意識する機会を増やしたい! メルボルンで生まれた、メールで木と会話ができる仕組みがもたらしたコミュニケーションって?」(公開日:2015年9月12日、閲覧日:2026年3月22日)
https://greenz.jp/2015/09/12/melbourne_trees/

このgreenzの記事(著者は笹澤つかさ氏)から、一部を引用します。

しかしその一方、メルボルンはかつて10年以上も、大規模な干ばつ被害に苦しんだ時期がありました。そこで、行政は「Urban Forest Strategy」と称し、街の緑の保全・拡大の活動をスタート。その活動の一環として、2013年から街にある木々を管理するために、7万もの全ての木にIDとEメールアドレスを付与し、枯れている木などの状態を住民が報告できる仕組みがつくられたのです。

行政がメールアドレスを付与すると、彼らが想定していなかった反応が市民から返ってきました。なんと木の状態の報告ではなく、なんと市民が木に宛てた手紙が送られるようになったのです!

これまでに届いたメールは、木への感謝や日常の悩みをつづられたものなど、実に3000通以上。そこで行政は、木の代わりに返信を書き始めました。英語だけではなく、ドイツ語、ハンガリー語、スペイン語、中国語、ゲイル語にも対応しているそうで、海外からのメールにもこたえています。

出所:笹澤つかさ|greenz「住民が緑や自然を意識する機会を増やしたい! メルボルンで生まれた、メールで木と会話ができる仕組みがもたらしたコミュニケーションって?」(公開日:2015年9月12日、閲覧日:2026年3月22日) https://greenz.jp/2015/09/12/melbourne_trees/

これは面白い取り組みですよね!

木の病気や枝折れなど、状態が悪いことなどを、市民が発見した場合に、そのことをメールで行政に報告することを目的として、メールを送れるようにしたところ、「木への感謝や日常の悩みをつづ」ったメールが届いたというのです。

予想外の用途!行政もまた、それらに対して「イレギュラーだから対応しない」のではなく、木に代わって返信を出したというのだから、これは輪をかけてユニーク、予想外が予想外を呼び、誰も予想できなかった(あえてこの言葉を使いますが)「世界線」が、現実のものとなったわけですね。

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この他、私は「ガーデニングシティいちかわ」と「水と緑の回廊」、都市緑化、グリーンインフラを連携させることも(勝手に)提案しました。

参考:市川市 ガーデニングシティいちかわ https://www.city.ichikawa.lg.jp/site/gci/

参考:市川市 水と緑の回廊 https://www.city.ichikawa.lg.jp/page/4047.html

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おっと、そろそろフリースタイル市川の会議に参加するため、外出しなくてはなりません。このへんで筆を置きますね。

最後に、「アシタノイチカワVol.5」のためにノスタルジー鈴木(私)が書き下ろしたオリジナルソングを紹介し魔性。

「アシタノイチカワVol.5|グリーンインフラ」のイメージソング(一応、非公式ということです)の歌詞は以下の通りです。

アシタノイチカワVol.5
今回のテーマ
グリーンインフラ
話しましょう

アシタノイチカワVol.5
緑が街を豊かにする

都市緑化とか
森の整備で
市川の水の巡りがよくなる

東京湾と川の流れで
自然を身近に感じてる

アシタノイチカワVol.5
今回のテーマ
グリーンインフラ
話しましょう

アシタノイチカワVol.5
緑が街を豊かにする

作詞・作曲:ノスタルジー鈴木
ボーカル・演奏:AI生成音楽
プロデュース:ノスタルジー鈴木
© 2026 Nostalgie Suzuki

Lyrics & Music by Nostalgie Suzuki
Vocal & Instrumental Performance: AI-generated
Produced by Nostalgie Suzuki
© 2026 Nostalgie Suzuki

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執筆日:2026年3月22日
公開日:2026年3月22日
執筆者:ノスタルジー鈴木(鈴木雄高)