約5か月前に、「市川市には素晴らしい自然がある(けれど)」と題したコラムを公開しました。
この記事にも書いたように、市川市には豊かな自然が残っています。そんな自然を守るため、あるいは、他の理由で、環境学習活動、環境美化活動、緑化活動など、環境に係わる活動を行っている団体がたくさんあります。
市川市公式Webサイトで初めて団体のリストを見たときは、こんなにたくさんの団体があるんだ!と驚きました。
以下では、団体名と活動内容を、市川市公式Webサイトより紹介します(例外は「景観環境市川」で、この団体の情報はX(旧Twitter)のプロフィールを引用しました)。
情報出所:環境活動団体支援(2023年6月29日更新、2023年8月22日閲覧)
https://www.city.ichikawa.lg.jp/env01/1331000001.html
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■市川緑の市民フォーラム
市川の自然と文化を大切にした街づくりを進めるために、学習し具体的に行政への提案をおこなうこととしています。
※下総国府の研究も続けているそうです。現在の県庁に相当する国庁の場所が不明なのですが、〈「市川緑の市民フォーラム」運営委員の高柳俊暢(としのぶ)さん(78)は「野球場から、南側の千葉商科大学構内にかけての可能性が高くなった」とみている〉とのことです(〈 〉内は、東京新聞公式Webサイト「<ちばライブ>市川・国府台 下総国の国庁の位置確定したい 市民団体、工事での遺構破壊懸念」(2023年6月11日)より。https://www.tokyo-np.co.jp/article/256031)。
■NPO法人行徳自然ほごくらぶ
行徳鳥獣保護区・野鳥病院の管理運営、周辺の自然観察会開催、野鳥の調査・研究、行徳鳥獣保護区の自然環境保全活動を行っています。
■社団法人 全日本釣り団体協議会公認 千葉県釣りインストラクター連絡機構 市川・松戸支部
釣り教室での釣りの技術・ルール・マナーを指導します。また、環境フェアや文化イベントへ積極的に参加しています。釣り場や海岸の清掃活動により水資源の保護、釣り場の美化等の活動を行っています。釣りを取り巻く環境の融和に努めています。
■NPO法人市川子ども文化ステーション
子どもの文化芸術等の創造、鑑賞、普及や自主的な遊びの体験等の活動を推進するため、行政や諸団体との協働やネットワークをつくり、活動しています。
■エコスタディいちかわ
毎月第3火曜日にミーティングを中心に計画(実践)勉強会を開催しております。
■ぼっけ生きもの倶楽部
自然環境の再生・維持と人々の利用を両立させる活動、自然環境の復元を図り、地域の郷土種である動植物を保護・育成する活動、地域に関連した動植物にかかわる啓蒙活動を行っています。
■市川の空気を調べる会
住む地域の自動車排気ガス濃度の測定を、用具作成からまとめまで全て市民が行い、その報告会を開催、環境行事への参加を通じて市民の環境意識の向上を図っています。
■エコ倶楽部市川
行徳橋から新行徳橋までの江戸川方水路左岸(田尻側)の清掃を行っています。
■市川山季の会
大野2丁目緑地を主に自然環境の整備・保全活動を行い、緑地を未来に残す事を目的としています。
■大柏川かはづ会
大柏川及び周辺の美化活動(清掃、除草、環境調査、植生管理)を行っています。
※2021年から市川市柏井町2丁目の休耕地(市川大野駅から徒歩15分、大柏川にかかる倉沢橋の近く)でヒマワリを栽培しています。初年度は水やりの時期が合わずに失敗したそうですが、2年目の2022年は600㎡に約2,000本の花を咲かせることに成功、今年2023年は1,000㎡に約3,000本の花が咲きました。咲き終わった後は種を集め、ヒマワリ油をつくるそうです。(情報出所:朝日新聞千葉県版2023年7月)
□まちづくり家づくりCafé Ichikawa ※2023年3月31日で活動停止
市川の木クロマツ・自然・路地や家並み・歴史文化の役割にスポットを当て、まちづくりへの関心を高める活動や、景観まち歩き、ガイドマップの刊行、講演会、クロマツ景観写真展、提言などの活動をしています。
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■景観環境いちかわ
「まちづくり家づくりCafe Ichikawa」の活動停止を受けて、それまでの流れを活かし発展させるために起ち上げた新たなNGOです。市川の景観と住環境・自然環境に関わる旬の情報、質の高い情報の提供に務めます。
■市川クロマツ会
市内クロマツの保存育成及び普及啓発活動を通して、クロマツと市民が共生する自然と歴史・文化などの環境に恵まれた住みやすい街づくりを目指しています。
■市川市婦人団体連絡協議会
研修会、講演会等を通じて学習し、各婦人会の地域活動の向上を図っており、その一環として環境活動の啓発事業に取り組んでいます。
■緑のみずがき隊
カエル・トンボなどが生息する水辺の自然を復活させ、子どもたちをはじめ多くの方々に、地域の自然や文化と触れ合える体験の機会を提供しています。
■NPO法人いちかわ地球市民会議
市川市の地球温暖化防止のため、自然エネルギー利用などを推進するなど、市民レベルでの地球環境問題への取り組みを行っています。
■いちかわネイチャーゲームの会
地域ネイチャーゲームの会の開催や会員の指導、技術向上のための研修会を開催しています。
■Re-いちかわ
家庭の生ごみを有用微生物などを使って減量化したり、堆肥化利用する方法を学習会などを通じて市民に普及することで、市の燃やすゴミを減らすことを目指しております。
■Natural Eco-Life Support(NES)
環境に関する行動を通じて市への協力、市民への貢献を目指しています。
■SGモータース株式会社東京店
清掃活動
■わんぱくの森の会
森林整備を行いながら、体験学習や観察会、紙敷川水質改善や森林セラピーミニコース整備などで市川の森を森のまま次世代に引き継ぐために活動しています。
■ゆうゆう里山会
市民キャンプ場のある柏井第2緑地で長年手を入れていなかった林の整備活動を行っています。4年目に入り、林に変化が見られるようになってきています。
■いちかわ里山倶楽部
緑地の保全や緑化活動に取り組み、地球環境の保全に資することを目的とし、環境保全の啓発活動に取り組んでいます。
■大町教育の森の会
市内の森林、里山などの整備、保全、または自然観察、環境教育等のボランティア活動を行い、広く社会に寄与するとともに会員相互の親睦を図っています。
■いちかわ里山整備隊
市川市の自然環境を学び、その保全と整備活動を通して、広く市民社会に貢献すると同時に、地域住民との友好、会員相互の親睦を図っています。
■いちかわ八樹の会
市川市の自然環境の整備・保全活動を行い、地域と共生し、広く社会に貢献するとともに会員相互の親睦を図ることを目指しています。
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一気に25団体の概要を載せましたが、どうでしょうか、こんなにたくさんの団体があるのかと驚きませんでしたか?私は驚きました。前述の通り。
自然保護、環境問題、暮らしやすいまちづくり、景観などに興味がある人には、フリスタのWebサイト内にも、おすすめの記事がいくつかあるので、紹介します。
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先日、夜のランニングに出かけようと、家を出て歩いていたら、カナヘビに遭遇しました。久しぶりの対面です。といっても、その個体とは初めての近接遭遇だったわけですが。
カナヘビやカエル、リス、カワウソを飼育する人がネットに公開している動画を見るのが好きな私ですが、小動物との現実の遭遇は、それとはまったく違うときめきを誘発します。
そういえば、過日、「市川駅から乗り換えなしで行ける海」こと、「逗子海岸」に初めて行きました。神奈川県の逗子駅から歩いて15分程度のところにある逗子海岸は、とても穏やかで、綺麗な海でした。おそらく21世紀になって初めて海に潜りました。
体を海面に浮かせ、穏やかな波に揺られていると、地球と一体化した感覚が強まります。それほど長い時間を海で過ごしたわけではありませんが、My Little Lover のセカンド・シングル「白いカイト」の歌詞を思い出しながら、自分が地球の一部であるという紛れもない事実に、何だか少しワクワクしたのでした。
市川駅から乗り換えなしで行ける逗子海岸、おすすめですよ!
それでは、また、お目にかかりましょう。地球の一部であり、市川市の一部でもある、ノスタルジー鈴木でした。