皆様、あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、地元市川市でまちづくりを行うNPO法人フリースタイル市川を立ち上げ、10月にキックオフ・ミーティングを行うことができました。コロナ禍は、年が明けた2021年も、すぐに収まることはなさそうで、しばらく続くことも覚悟しなくてはならないかもしれませんが、どのような状況下でも、フリスタ(注:フリースタイル市川の略称です)流の、まちづくり活動を実践していく構えです。2021年、いよいよ活動が本格化していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。興味のある活動があれば、どんどん参画してほしいと思っています!
さて、主催イヴェント、『いちカイギ』の記念すべき第1回が、2020年12月18日(金)に開催されました。そして、初回が終了したのも束の間、2021年1月22日(金)には第2回の『いちカイギ』が開催されることが決定しています。第2回のご案内は、別途いたしますので、少しお待ちください。
本日は、『いちカイギ』第1回の簡易レポートをお届けします。
そもそも『いちカイギ』とはどのようなイヴェントなのか、改めてご説明します。『いちカイギ』とは、毎回、地域に対する想いを持って市川市で活動している方を、3名程度、ゲスト・スピーカーとしてお呼びし、生業(なりわい)についてお話しいただく定期イベントです。
参加される方が、ゲスト・スピーカーの「生業」のことや、ご本人の「人となり」、地域で活動することに対する「想い」を聴くことで、市川市のことを今まで以上に知り、好きになっていただくことを目指しています。
また、参加者が、ゲスト・スピーカーの話を受動的に聞くだけではなく、他の参加者やゲスト・スピーカーと対話し、交流することにより、「いちカイギ」を通じて、地域や人との「つながり」が生まれ、新しい「流れ」を生み出すきっかけとなることも期待できます。
記念すべき第1回のゲスト・スピーカーは、次の3名でした。
- 「市川駅南口図書館」の館長を務めていらっしゃる宮野源太郎さん
- マクロビオティックのケータリングサービス「TABELL」として活動中の宮代麻美さん
- 学生服リユース事業「ゆずりばいちかわ」を運営している石垣瑠美さん
宮野源太郎さんは、30年の書店勤務を経て、2020年4月、市川市南口図書館の館長に就任されました。同じ本を扱う仕事ですが、書店=民間企業から、図書館=公共施設に転身した理由は大変興味深いものでした。図書館で取り組みたいことなど、今後の展望についてもお話いただきました。この文章の筆者である、フリースタイル市川のノスタルジー鈴木がインタビュアーとして宮野さんにお話をうかがったのですが、私自身、2020年末時点で1450日連続で読書をする程度の本好きということもあって、話しながら大変エキサイトしました。
▼市川駅南口図書館のWebサイトはこちらです。
なお、会場はシャポー市川の「むすぶば」だったのですが、JR駅改札からほど近い場所で、扉などが設置されておらず、内側が良く見える状態だった(スクリーンが設置された空間で、対談している様子が見えた)ということもあって、会場前には興味津々といった表情(かお)の方が何人もいらっしゃいました。有料イヴェントであったため、ふらりと入って話を聞いていただく、ということはできなかったのですが、会場前に設置されていたデジタル・サイネージ(電子看板)で「いちカイギ」を認知してくださった方、関心をお持ちいただいた方は、是非、第2回の『いちカイギ』にご参加ください!
時系列的には宮野さんの前の登壇者ということになりますが、真間のアンカー市川では、サイドパークに停車したTABELLのキッチンカーの中から、宮代麻美さんに、記念すべき第1回「いちカイギ」の、記念すべきトップバッターとしてお話いただきました。インタビュアーはフリースタイル市川の本間美也子さんでした。
「食事を通して心も身体も健康になるライフスタイルを提案する『マクロビオティック』という考え方をもとに、『玄米菜食』を中心とした食事」を提供されている宮代さん(カッコ内はTABELLのWebサイトより引用しました)。都内でも活動されていますが、アンカー市川にも定期的にキッチンカーがやってきているので、まだ食べたことがないという方は、是非、Facebookなどで情報を得て、食べてみてください。
…などと書いていますが、私、ノスタルジー鈴木もTABELLさんのマクロビオティックのお食事は未体験なので、近いうちに、是非いただきたいと思っています!
▼「TABELL」のFacebookページはこちらです。
石垣瑠美さんには、オープン2日前の妙典「gate.」で、学生服と学用品のリユース・ショップ「ゆずりばいちかわ」をスタートするまでの経緯と、事業のコンセプトについてお話いただきました。インタビュアーは、フリースタイル市川の城谷直孝さんでした。現在の事業において、仕事を可能な限り細分化して、それを複数の従業員で分担するということに拘っている、というお話が特に印象に残っています。
▼「ゆずりばいちかわ」のWebサイトはこちらです。
ちなみに、上の写真の右上に上着を手に持った男性が映っていますが、他ならぬノスタルジー鈴木です。後述しますが、私は、『いちカイギ』の会場、
- アンカー市川(真間)
- むすぶば(シャポー市川内、JR市川駅改札の目の前)
- gate.(妙典)
の3か所を、『いちカイギ』開催中の19:00から20:30までの間、物理的に移動したのでした。上の写真で上着を手にしているのは、シャポー市川内の「むすぶば」から移動し、妙典の「gate.」に到着した瞬間の私の姿です。
1か所目のアンカー市川で参加者から預かった質問を、2か所目のシャポーでの宮野さんへのインタビュー中にぶつけ、3か所目のgate.ではシャポーの参加者から預かっていた質問を石垣さんにぶつけたのでした。つまり、上の地図にも描かれているように、想いをリアルにつなぐ伝書鳩として、ストリートムシャリストを自称するノスタルジー鈴木が、会場間を結び、参加者からの質問をゲスト・スピーカーに届けた、というわけなのです。
下の画像にあるように、遠隔会議システムを介して3か所の会場をオンラインで繋ぎ、各会場の参加者およびゲスト・スピーカーは、他会場のゲスト・スピーカーの話を聴くことができましたし、自宅などで視聴してくださっていたオンラインでの参加者の皆さんも各会場のお話を聴いていただいていたので、参加者の質問をゲスト・スピーカーに伝えることは、リアルタイムで実施可能なわけで、わざわざ実際に市川市内を縦断するように移動して、伝言ゲームのように質問を届けるというのは、単に面倒くさいこと、と一蹴することもできるのですが、それを敢えて実施することで(文字通り、汗をかくことで)、不思議な盛り上がりがあったのも事実です。
フリースタイル市川のメンバーズで、『いちカイギ』の運営方法などを検討していた際、リアルの会場(コロナ禍のため各会場の参加者数は最大5名としました)とオンラインのハイブリッド方式での開催とすることに決まり、3か所をつなぐだけでもかなり面白い試みではあるけれど、リアルタイムで、市川市内の空間的に離れた会場が繋がる感じを出すために、何か一味加えたいという話になり、実際に誰かが会場から会場へと移動すれば面白いのではないか?というアイディアが採用された、というのが、伝書鳩企画を実施した背景にはありました。
普通にスマートにイヴェントを実施するということでもよいと思うのですが、フリースタイル市川のメンバーズは、何かをプラスしたがる傾向があるようです。そんなフリスタのイヴェントを面白がっていただければ幸いです。
第2回の『いちカイギ』は2021年1月22日(金)に、市川市内の3か所の会場をつないで、リアルの会場かオンラインでご参加できるハイブリッド方式で開催します。3名のゲストスピーカーが確定しましたら、当Webサイトでご案内します。